ナウモべツ科学アカデミー総裁代行による冒頭挨拶 坂田大使によるスピーチ
野依理事長による講演 科学アカデミー大会議ホール(講演会場)の模様
2001年のノーベル化学賞受賞者である野依理化学研究所理事長が,坂田大使の要請に応じてキエフを訪問し,2013年7月22日,ウクライナ科学アカデミー化学部門と当館の共催により科学アカデミー大会議ホールで「Science Shapes Our Future」と題した講演を行いました。
同講演では野依理事長より,ノーベル化学賞受賞に至った基礎研究がもとになり,医薬等の製造だけでなく,形を変えてマラリア予防のため,何千ものアフリカの方々に提供されたこと,それらを通じて,科学が人類の諸課題を解決するために非常に重要であること,国の将来のために政府が教育に対してより重要視するべきであることや,若い研究者の積極的なチャレンジ精神の重要性等について述べられました。
同講演会(会場収容数250名)には,約310名の,ウクライナ政府関係者,各国大使をはじめとする外交官,科学アカデミー関係者,大学関係者,一般のウクライナ市民,報道関係者等が参加し,質疑応答も活発に行われ,ウクライナで初めての日本人ノーベル賞受賞者による,両国関係史に残る貴重な講演会となりました。
野依理事長の履歴及び講演の要旨(英語版)はこちら