角大使のチェルノブイリ原子力発電所視察

 

                              

                     

                        チェルノブイリ原発4号機①                          チェルノブイリ原発4号機②
                                                     中央:角大使,左から2人目:全日本自治団体労働組合氏家中央執行委員長                      

                               

                      

                         プリピャチ市①                                  プリピャチ市②
                                                            左:角大使,右:氏家中央執行委員長             

                   
 

 2014年11月10日,角大使はウクライナを訪問中の全日本自治団体労働組合(自治労)氏家常雄中央執行委員長とともにチェルノブイリ原子力発電所を視察しました。 

 1986年4月,同発電所4号機で爆発事故が発生し,大量の放射性物質が飛散しました。これは国際原子力事象評価尺度(INES)で最高のレベル7に分類される人類史上最悪の原子力事故といわれています。 

 角大使一行は4号機近くに設置されているパビリオンで係員から事故発生時の状況やその後の事故処理等について詳しい説明を受けました。4号機は,事故直後に「石棺」と呼ばれるコンクリートの建造物で覆われましたが,老朽化が著しく,現在,日本を含む世界各国や国際機関からの拠出金で石棺を覆う可動式のアーチが建設中です。

 その後,事故現場から約3キロにあるプリピャチ市を訪れました。プリピャチ市はチェルノブイリ原発の従業員の居住地として1970年に建設され,約5万人が住む近代的な街でしたが,事故によって住民が避難を余儀なくされ無人となり,アパートやホテル,娯楽施設等の建物がそのまま残った廃墟の街となっています。 

 事故から28年を経ても今なお多くの課題が山積し,事故からの再生に取り組んでいる状況が強く印象づけられました。 

 
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