左から: 泉井公邸料理人,角大使夫人,ナターシャ・グジーさん,角大使,丹治書記官
12月24日,角大使は,日本で活動しているウクライナ出身の歌手兼バンドゥーラ奏者ナターシャ・グジーさんを,一時帰国の機会をとらえ,大使公邸に招き懇談を行いました。
グジーさんは,6歳の時に父親が勤務していたチェルノブイリ原発で事故が発生し,家族とともに避難生活を余儀なくされました。当時住んでいた村は放射線量が非常に高いために除染は行われず村ごと埋められ,地図からも消えてしまうという悲しい経験をされました。
現在,グジーさんは日本においてウクライナの民族楽器であるバンドゥーラの演奏やオリジナル曲,日本の歌謡曲のカバー等を交えたコンサート活動に加え,チェルノブイリ原発事故の経験を踏まえた講演やイベントの企画・開催など多方面で活躍しています。
当日の懇談では,グジーさんの日本での活動や生活,日・ウクライナ両国の文化の相違点についてなど,幅広く会話が交わされました。