令和4年度対ウクライナ草の根・人間の安全保障無償資金協力オンライン署名式の実施

令和5年3月17日
Photo: Embassy of japan in Ukraine
3月16日、在ウクライナ日本国大使館は、令和4年度対ウクライナ草の根・人間の安全保障無償資金協力として、3件のプロジェクトの贈与契約の署名式をオンライン形式にて実施しました。署名が行われた協力案件は以下のとおりです。

(1)ドニプロペトロフスク州カミヤンシケ市立第七病院におけるリハビリ用機器整備計画
(2)ミコライウ州立病院における超音波診断装置整備計画
(3)オデーサ州チョルノモルシク病院におけるビデオ内視鏡システム整備計画

これらのプロジェクトでは、ウクライナにおける保健医療環境の改善を目的として合計約27万米ドルが日本政府から供与されます。今回供与される資金により、各病院に最新の医療機器が導入される予定です。

署名式では、松田大使から、数年間続いている新型コロナウイルス感染拡大に加え、2022年2月のロシアによるウクライナ侵略のため戦争による負傷者が増加していることから、ウクライナの病院への医療機器購入支援の重要性を強調しました。 また、多くの困難にもかかわらず、現在の苦しい時期にウクライナで慈善プロジェクトを組織し、実施している慈善団体および公共団体に心から敬意を表しました。今回の関係者の中には、現在、ウクライナ軍の一員としてウクライナを防衛しているため、署名式に出席できなかった方もおります。 松田大使から、ウクライナに一日も早く平和な時代が訪れ、私自身も直接現地を訪れ皆様にお目にかかれる機会が訪れることを心待ちにする旨伝えました。各団体の代表者からは、本件支援に加え、日本からの数々の支援に対する感謝の意が伝えられました。

今後も、日本政府は草の根無償や他のスキームを通じて、ウクライナに対して積極的に支援を行っていきます。