国際機関を通じたウクライナ国内避難民支援及び東部復興支援の実施
平成28年5月26日

記者会見で挨拶する角大使(右から3人目)(右から2人目はズーブコ副首相)

ズーブコ副首相と握手する角大使(中央)と国際機関代表者
2016年5月26日,地域発展省において,ズーブコ副首相,UNDP(国連開発計画),UNICEF(国際連合児童基金),IOM(国際移住機関),UNOPS(国連プロジェクトサービス機関),UNHCR(国連難民高等弁務官事務所),WFP(国連世界食糧計画),OCHA(国連人道問題調整事務所),ICRC(赤十字国際委員会)及びIFRC(国際赤十字赤新月社連盟)の代表の参加のもと,角大使が出席し,我が国が新たに実施する国際機関を通じたウクライナ国内避難民支援及び東部復興支援に関する記者会見を行いました。
この支援は,プロジェクト全体で約1,364万ドルを供与するもので,ウクライナ東部の公共施設復旧,医療施設への機材供与や被占領地域への救援物資支援等を含む人道支援及び社会安定化支援が,上記の国際機関を通じて実施されます。
角大使は,記者会見の中で以下のとおり述べました。
我が国による新たなウクライナ支援を開始するためのこの会合に出席できて大変光栄です。我が国政府にとって,被占領地域及び政府管理地域における人道状況は常に最大の関心事項です。昨年,我が国は,政府管理地域の破壊された病院,学校,橋や水供給施設などの改修のため,約1,500万ドル規模の支援を行いました。それに関し,最近,ドネツクからキエフに避難し,靴の修理店を営んでいる女性から,我が国の支援のおかげでキエフで店を開店でき,それにより家族全員が新しい生活を始めることができたというお礼の手紙を受け取りました。
本年,我が国は約1,400万ドルを9つの国際機関に拠出します。その中には,紛争地域で負傷して退役した元兵士の治療支援や,被占領地域の脆弱な人々への支援も含まれます。
私は,本支援により,2年近く続いている外国からの侵略に伴う紛争の犠牲となっている人々の苦しみが少しでも軽減されることを心から望んでいます。更に,私は,全ての関係国がミンスク合意を尊重し,全ての関係者がミンスク合意を遵守するために協力することを切実に希望しています。現在は代替の平和的解決策がありません。人々が平和的解決策としてミンスク合意を支持する限り,我が国政府は紛争で苦しむ人々の支援を続けていきます。
この支援は,プロジェクト全体で約1,364万ドルを供与するもので,ウクライナ東部の公共施設復旧,医療施設への機材供与や被占領地域への救援物資支援等を含む人道支援及び社会安定化支援が,上記の国際機関を通じて実施されます。
角大使は,記者会見の中で以下のとおり述べました。
我が国による新たなウクライナ支援を開始するためのこの会合に出席できて大変光栄です。我が国政府にとって,被占領地域及び政府管理地域における人道状況は常に最大の関心事項です。昨年,我が国は,政府管理地域の破壊された病院,学校,橋や水供給施設などの改修のため,約1,500万ドル規模の支援を行いました。それに関し,最近,ドネツクからキエフに避難し,靴の修理店を営んでいる女性から,我が国の支援のおかげでキエフで店を開店でき,それにより家族全員が新しい生活を始めることができたというお礼の手紙を受け取りました。
本年,我が国は約1,400万ドルを9つの国際機関に拠出します。その中には,紛争地域で負傷して退役した元兵士の治療支援や,被占領地域の脆弱な人々への支援も含まれます。
私は,本支援により,2年近く続いている外国からの侵略に伴う紛争の犠牲となっている人々の苦しみが少しでも軽減されることを心から望んでいます。更に,私は,全ての関係国がミンスク合意を尊重し,全ての関係者がミンスク合意を遵守するために協力することを切実に希望しています。現在は代替の平和的解決策がありません。人々が平和的解決策としてミンスク合意を支持する限り,我が国政府は紛争で苦しむ人々の支援を続けていきます。