角大使 「内視鏡検査装置の引渡式」への出席

平成28年12月6日

右から,引渡式でスピーチを行う角大使,我が国からUNOPSを通じて国防省に供与された内視鏡検査装置(オリンパス社製),ポロシェンコ大統領,ポルトラク国防相


ポロシェンコ大統領(中央)の立会いの下,ポルトラク国防相に目録を手渡す角大使


ポロシェンコ大統領と握手を交わす角大使

 
  12月6日,角大使は,ポロシェンコ大統領,ポルトラク国防相とともに,キエフ市内の中央軍事病院において開催された,我が国がUNOPS(国連プロジェクト・サービス機関)を通じて国防省に供与した内視鏡検査装置の引渡式に出席しました。
同装置は,医療分野の人道支援の一環として,ウクライナ東部紛争により日々増加している負傷者の治療や社会復帰を行う病院の医療体制を改善することを目的として供与されたものです。
  角大使はスピーチの中で,東部紛争が一刻も早く終わることを切に願っており,そのために,我が国は,ロシアに対する制裁を継続し,ウクライナの領土一体性の回復支援を行っていく,我が国は,G7メンバーとともに,侵略により大きくダメージを受けているウクライナ経済の回復を支えるための国内改革支援を継続する,この関係で,我が国は,スプルン保健相代行が開始した医療改革について大変注目している,今後も引き続き日・ウクライナ関係を更に緊密にするようコミットしていく旨述べました。
  それに対し,ポロシェンコ大統領は,日本を含む国際社会から最新の医療機器を提供いただき,高度な治療を受けられるようにする事は大変重要である,近年,日ウクライナ関係は大変緊密になっており,改めて,日本及びUNOPSによるウクライナ支援に深い感謝を申し上げる,本支援は非常に象徴的なものであり,キエフのみならず,他の都市の病院にも医療機材が提供されることについて非常に感謝している旨述べました。