角大使「国境警備庁病院への医療機材の引渡式」への出席

平成29年1月13日

ポロシェンコ大統領(左端)の立会いの下,ナザレンコ国境警備庁長官(左から2人目)に目録を手渡す角大使(中央)


感謝のスピーチを行うポロシェンコ大統領(我が国がUNOPSを通じて国境警備庁に供与したCTスキャナー(東芝製)に貼られた我が国の国旗を指し示しながら)


我が国がUNOPSを通じて国境警備庁に供与したレントゲン(イタリアCalipso社製)


我が国がUNOPSを通じて国境警備庁に供与した内視鏡検査装置(オリンパス社製)の説明を聞く角大使


  1月13日,角大使は,ポロシェンコ大統領,ナザレンコ国境警備庁長官とともに,キエフ市内の国境警備庁中央臨床病院において開催された,我が国がUNOPS(国連プロジェクト・サービス機関)を通じて国境警備庁に供与した医療機材(CTスキャナー,レントゲン,内視鏡検査装置)の引渡式に出席しました。
  同機材は,医療分野における人道支援の一環として,ウクライナ東部紛争により日々増加している負傷者の治療や社会復帰を行う病院の医療体制を改善することを目的として供与されたものです。
  角大使はスピーチの中で,我が国政府にとって,ウクライナの医療分野の支援は非常に重要であり,今回の支援がウクライナの国境警備庁の負傷者のみならず,国民全体の医療の向上につながる事を祈る旨述べました。
  それに対し,ポロシェンコ大統領は,本支援はウクライナ,日本,国連の協力に関する象徴的かつ非常に重要なものである,(CTスキャナーに貼ってある我が国の国旗を指し示しながら)本支援は両国政府間だけのものではなく,日本国民からウクライナ国民に対する贈り物であり大変感謝している。本引渡式は,一昨日(11日)に大統領令を署名した「ウクライナにおける日本年」における初の行事である,本年は日本とウクライナの協力に関する多くの行事が予定されていると聞いており,楽しみにしている旨述べました。