国際機関を通じたウクライナ東部復興支援及び国内避難民支援の実施

平成29年3月31日

記者会見で挨拶する角大使(左から2人目)


右から角大使,ズーブコ副首相,ウォーカー国連人道調整官,フセイノフIFRC代表

 
  3月31日,閣僚会議において,我が国が新たに実施する国際機関を通じたウクライナ東部復興支援及び国内避難民支援に関する記者会見が開催され,角大使,ズーブコ副首相,ウォーカー国連人道調整官及びフセイノフIFRC(国際赤十字赤新月社連盟)が出席しました。
  この支援は,プロジェクト全体で約390万ドルを日本国政府からUNDP(国連開発計画),UNICEF(国際連合児童基金),IOM(国際移住機関),UNOPS(国連プロジェクトサービス機関),UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)及びIFRCに供与して実施するもので,ウクライナ東部の公共施設復旧,住居修理,地雷除去,零細企業支援等を含む人道支援及び社会安定化支援が行われます。
  角大使は,記者会見の中で,「ウクライナに対する東部復興支援や経済支援は非常に重要であり,この支援がウクライナの人々の苦しみを和らげることを祈っています。東部の被占領地域はウクライナの領土の一部であるというのが我が国の立場です。我が国は,被占領地域の人々も,ウクライナ政府と国際社会の支援を得る権利があると考えています。この関連で,最近,東部においてウクライナの人々の苦しみを和らげるための我が国の努力に反する行動がありますが,我が国は,この様な全ての行動に関して反対です。」と述べました。