柔道家 棟田康幸氏による柔道レクチャー

平成29年12月8日
  12月6~8日,柔道家の棟田康幸氏(警視庁警部補,2003年世界選手権100キロ超級及び2007年世界選手権無差別級優勝)がウクライナを訪問し,キエフとドニプロにおいて柔道レクチャーを行い,またクニャジェフ国家警察長官及びモフチャン青年・スポーツ省次官を表敬訪問しました。

  本件は,東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年までに、官民連携のもと、開発途上国を中心とした100カ国・1000万人以上を対象に推進されるスポーツ国際貢献事業であるSport For Tomorrow事業として実施されたものです(Sport For Tomorrowの詳細については以下のリンクをご覧ください)。

http://www.sport4tomorrow.jp/jp/

12月6日(水)

(1)キエフ市オリンピック用青少年特別学校での柔道レクチャー

  およそ100名のウクライナ人選手及びコーチが集まる中で,2時間にわたる柔道レクチャーが行われました。参加者は,棟田氏の指導を熱心に聞きながら,何度も質問するなど,非常に積極的に練習に打ち込んでいる様子が見られました。
 

柔道レクチャーの様子1


柔道レクチャーの様子2
 

記念撮影
 

(2)クニャジェフ国家警察長官を表敬訪問

  クニャジェフ国家警察長官からは,棟田氏の当地訪問を歓迎する,日本とウクライナは非常に高いレベルの協力関係にあり,今後もこうした協力が続くことを期待する,棟田氏の柔道の知識や経験はウクライナ警察の訓練において非常に役立つものである旨の発言がありました。

記念撮影
 

(3)当地警察関係者を対象にした柔道レクチャー

  15名の警察関係者を対象とした柔道レクチャーを行いました。参加者は,本格的な柔道の経験はないものの,柔道における基本的な体の動かし方などを非常に興味深く聞いている様子が見られました。

レクチャーの様子

12月7日(木)

(1)オリンピックセンターでの柔道レクチャー

  キエフ市内にあるオリンピックセンター「コンチェ・ザスパ」において,選手及びコーチ計60名程度を対象とした柔道レクチャーを行いました。ここでは,子供の参加者も多く,楽しみながら柔道の基本を学ぶ場となりました。

柔道レクチャーの様子1


柔道レクチャーの様子2
 

記念撮影
 

(2)モフチャン青年・スポーツ省次官を表敬訪問
 
  当方からSport For Tomorrowの概要を説明し,モフチャン青年・スポーツ省次官からは非常に素晴らしい当該事業にぜひ参加したく,何ができるのか積極的に検討していきたい旨の発言がありました。
 

記念撮影

12月8日(金)

  ドニプロ市にあるオリンピック用青少年特別学校において柔道レクチャーを行いました。ウクライナの国内大会が実施されており,柔道が最も盛んな地域の一つである同市でのレクチャーには,選手・コーチ125名程度が参加し,200名以上の観客が訪れ,大盛況なレクチャーとなりました。

柔道レクチャーの様子1


柔道レクチャーの様子2


記念撮影