角大使,アグネス・チャンUNICEF親善大使と共に ドネツク州を訪問

平成30年6月18日
  6月18日,角大使は,ウクライナ訪問中のアグネス・チャンUNICEFアジア親善大使と共に,2014年から武力紛争が続いているドネツク州を訪問しました。
 
1.角大使によるブリーフィング(17日)
  ドネツク州訪問に先立ち,角大使は公邸においてアグネス・チャン親善大使に対するブリーフィングを行い,現在のウクライナ情勢や東部ウクライナの状況等について説明しました。

角大使夫妻と


2.クラマトルスク第9番学校の訪問(18日)
  角大使とアグネス親善大使は,ヴァルベリスUNICEFウクライナ事務所長と共に,我が国がUNICEFに拠出した資金によって改修されたクラマトルスク第9番学校を訪問しました。
  学校では,子供たちと一緒に工作したり,生徒たちによる自主活動に関する説明を受けました。アグネス親善大使からは歌の披露のほか,子供たちに対して,「Keep dreaming, keep believing」とのメッセージを送りました。
    
  
パンと塩での歓迎 生徒たちの作品の展示
   
子供たちとの交流
アグネス親善大使,歌を披露

 


3.スロヴヤンスク地区セメニウカ村給水施設訪問(18日)
  この施設は2014年6月に砲撃により大きな被害を受けましたが,日本政府がUNDPに拠出した資金により修復され,現在はUNICEFを通じた支援が行われています。
  一行は,同施設を管轄するドンバス水道公社の方々から,2014年の砲撃当時の状況や,350万人の地域住民に水を供給するこの施設の重要性について説明を受けました。

 
         
視察の様子   ドンバス水道公社の方々と



4.砲撃の被害を受けた病院
  一行は,クラマトルスク近郊で,紛争の被害を受けた病院の様子を視察しました。砲撃の生々しい爪痕が残ったままになっています。


    
 
 





5.ヴィリンスキー・ドネツク州行政府長官代行との夕食会(18日)
  一行は,クラマトルスクにおいてヴィリンスキー・ドネツク州行政府長官代行と夕食を共にしました。ヴィリンスキー長官代行からは,UNICEF及び日本政府からの支援に対する謝意が改めて表明されました。
 

ヴィリンスキー長官代行(左から2番目)