![]() 式典の様子 |
![]() 式典の様子 |
2015年5月28日、ハルキウにおいて、我が国によるハルキウ物理技術研究所における核セキュリティ強化支援事業の完了式典が開催され、角大使が出席しました。
本事業では、我が国から総額約1.73億円が提供され、2011年より、ソ連時代に同研究所に搬入された核物質を分析するために必要な質量分析システムの開発や、テロ対策のための研究所外周防護システムの強化などが行われてきました。
式典では、角大使とネクリュドフ・同研究所長が記念プレートの除幕を行った他、角大使より、本事業において特に貢献が大きかった研究所の職員8名に対して表彰状が授与されました。また、角大使は挨拶の中で、本事業の成果により、ハルキウ物理技術研究所における核セキュリティ対策が一層高まることを期待している旨、日本は,ウクライナとの良好な協力関係を継続していきたい旨などを述べました。ネクリュドフ・同研究所長をはじめとするウクライナ側関係者からは、本事業に対する日本の支援に深い謝意が表明されました。
なお、日本側からは、角大使の他、日・ウクライナ核兵器廃棄協力委員会の樅山事務局長代行、保坂事業部員が出席しました。