国土が狭く資源を持たないモルドバの国民は,一般的に,同様に小資源国でありながら経済発展を遂げた日本に対し敬意を払っており,極めて親日的である。特に1990年代末には外相,外交担当大統領顧問ともに日本語を知っているという期間もあった。日本はモルドバにとって主要ドナー国の一つであるが,保健医療分野及び農業分野に特化した経済協力は高く評価されていると共に一般市民にも広く知られている。また,日本文化や格技についても高い関心が持たれている。
他方,日本は「どこか遠くにある国」というイメージがあり,トヨタ,ソニー,パナソニックなど一部ブランドや,生け花や柔道,空手といった断片的な知識を持つのみで,中国や韓国,ベトナム等との区別がついていない人も多い。